少し前の話になりますが、当院で行った体験会でお得にカラダの治療や美容鍼を受けれるとあって沢山のお客さまがご来院下さいました
その日朝一でご来院下さった70代女性が、恥ずかしそうに『美容鍼を受けたいんです。』とおっしゃいました
まさか美容鍼を。
という感情を抱いてしまい自分はなんて失礼なんだと反省すると共に、驚きもありました!
思い込みには気をつける
普段から言うように、年齢問わず女性はおいくつになられても女性なんですね
いくつになっても美しくありたいし、昔のように若々しく過ごしたいのだと、思い込みを捨てて実感しておくことが大切です
こういう機会を目の当たりにすると、やっぱり美容鍼は多くの女性に受けて頂きたいという気持ちが湧いてきます。
しかし、この多くの女性に受けて頂きたいという思いに沿った行動が、お店作りでプラスになるのでしょうか?
ターゲットを決めることが経営を安定に導く
修行先では副院長を任されたこともあり、開業当初のボクも似たような心持だったと思います
赤ちゃんからお年寄りまで一人でも多くの人に喜んでもらおう!
肩コリから婦人科疾患、うつ病、美容までありとあらゆる悩みに対応しよう!
もちろん多くの人が来院して下さることがダメではありませんが、この【多く】ばかりフォーカスすると経営にプラスになりません
お客さまが増えること=売り上げアップ、ではないということです
たくさんのお客さまがいらしても一回切りでは決して経営は安定しません
お客さまがその商品サービスに喜び満足し、もう一回来ますとリピートして下さってはじめて経営に安定がやって来きます
ということは一回きりの多くの人に喜んでもらおうとするよりも、リピートして下さる目の前のお客さまを喜ばすことがいかに大切かということになってきます
ターゲットと設定するとコンセプトも決まる
当院は美容鍼を専門とした鍼灸院なので、来ていただきたいお客さまは30代から40代女性になります。
ですから今回の体験会で高齢のお客さまが来院して下さったとしても、そこはブレずにターゲットとなる年齢層に向けて発信していきます
鍼灸は西洋医学に変わる代替医療だから、子供からお年寄りまで幅広く対応できる!
肩コリから膝痛み、生理痛、うつ病、美容までありとあらゆるなやみを解決していく!
このような八方美人的なコンセプト(すべてを得意とする方はそれですごいと思いますが)だと、施術メニューや物販、空間作りまでがフワーッとボヤけてしまいます
目の前のお客さまを喜ばすことに一生懸命であれば、その方は同じ悩みを持った友人を紹介したり口コサイトで発信し下さいます
お客様がお客様を呼ぶいい流れ
いい流れが出来ると、
美容鍼のお客さまは膝が痛い高齢の男性の知り合いを紹介して下さるより、たるみやほうれい線で悩む40代ちょっと時間もお金にも余裕がある女性を紹介して下さることの方がはるかに多いです
ましてそれが実績として増えていくと、お客さまがお客さまを呼び自然とターゲットとなるお客さまが増えていきます
と同時にそこまで実績が作られていくと、自然とターゲットとなるお客さまがこちらを信頼して様々な悩みのお客さまを連れて来て下さいます
そこで初めて鍼灸の強みである幅広く対応できる施術をしていけばいいのではと思っています
これは以前信頼おける経営コンサルタントさんが言っていた言葉ですが、『お客さまの数より、喜びの数を増やすが大事』
今はその通りだと実感しています
ぜひ皆さんもお客さまを増やすことだけでなく、まず目の前お客さまが喜ばせることに集中してみてはどうでしょうか