「親身になって聞いてくれる。」
「安心して通える。」
「施術が気持ちいい。」
鍼灸院の施術を受けて、症状に効果があらわれると、身体も心も軽くなります
良い鍼灸院はカウンセリングを通じて、一人一人に合った施術をしてくれます
お客様の不調を明確にできれば、原因を突き止めることができるのです
そのために、お客様から様々な情報を聞き出すためのカウンセリングについてお伝えします
もくじ
1.カウンセリングとは
2.なぜカウンセリングが必要なのか
3.カウンセリングの流れ
4.カウンセリングのメリット
5.まとめ
1.カウンセリングとは
現在お客様が抱える悩みやつらさを解決していくことをカウンセリングと言います
鍼灸院では専門知識や技術を持つ施術者との問診を通じて、お客様の抱える困りごとをサポートします
カウンセリングはお客様へのアドバイスだけではなく、コミュニケーションを通じて、自身の抱える問題に対する気づきを得たり、理解を深めたり、行動や動作を変えるなどのサポートをします
2.なぜカウンセリングが必要なのか
本来、人間には自分で自分を治す「自己治癒力」が備わっています
しかし、生活をしている中でその力が弱まってしまったり、損なってしまうことがあります
不調となって身体に出てきてしまったときに、カウンセリングを通して抱えている問題について詳しく調べていきます
そして、原因を見つけて身体の根本を変えていくアプローチをする
そうすれば、身体の自然治癒力を使って直そうとする力が最大限に発揮できるのです
原因の蓄積の結果として不調が現れます
不調は積もり積もって出てくるもので、突然出てくるものではありません。
原因を追究することで改善、予防につながります
肩こりや頭痛・・・
不調は色々ありますが、原因を突き止めてから施術しなければ、また不調が表れてしまいます
そうなれば、お客様の時間と労力、お金が無駄になってしまうのです
原因を突き止めて、的確な施術をしていけば、効果がはっきりと感じられるでしょう
身体の凝り固まっているのをほぐしたら、肩のコリが感じられなくなった
頭や顎をほぐしたら頭の痛みが軽くなった
痛い場所だけでなく、痛みのない全く別のところにアプローチする施術をしていくこともあります
こういう面から考えても、アプローチ方法を考えていく上でカウンセリングがとても重要になってきます
また、心理的不安をとるためにも有効です
これから何をされるかわからずにいて、「もう終わったの」なんて思ったことはありませんか
カウンセリングを元に、これからやっていく施術についても納得して受けていただけるよう説明します
3.カウンセリングの流れ
① 鍼灸院に来てもらったら問診票に質問を記入してもらいます。
② 現在の身体のお悩みの状態を書きます。
記入例)
・氏名
・初診日
・既往歴
・家族歴・・・家族、親族の死亡原因や病歴
・症状
・現病歴・・・いつから症状があらわれているか
・体質・・・暑がり、寒がり
③ 対面にてまずは、問診から。
問診例)
・問診
・視診
・触診(脈状、舌診など)
・聴診
④ 引き続きカウンセリングに移ります。
お客様から症状について細かく取っていきます。
・どこに痛みを感じるのか
・いつから調子が悪いか
・どのような動作をすると痛みを感じるのかなど
また、いつまでにどうなりたいのかを聞き取っておくことも大切です。
身体の状態を十分に聞き取った上で、具体的な施術方法や効果を説明していきましょう。わかりやすい言葉で、丁寧に伝えることが安心感を与えます
今後この症状はどうなっていくのか、今後の見通しも伝えていきます。副作用や気をつけてほしいことなどもしっかりと説明していきます
⑤ アドバイスも忘れずに
最後に予防や施術効果の維持のために、最適なエクササイズや生活習慣を改善するアドバイスがあれば伝えます
・姿勢
・食事
・呼吸法
・歩き方
・体操、ストレッチ
・セルフケアなど
お客様がご家庭で取り入れられる良い習慣を伝え、痛みやストレスがかからないような身体作りができるよう指導しましょう
4.カウンセリングのメリット
最大のメリットはカウンセリングを通して、お客様に満足感を得てもらうことです
カウンセリングを通して、お客様の考え方や癖、自覚していなかった意外な部分にも気づけることもあります
専門知識をもつスタッフが客観的な分析をすることで、お客様が今まで思ってもみなかった角度から見ることができるので、これまで気づかなかった側面を知ることができます
痛みが起きる原因や状況など抱えている問題を整理することができるので、普段の生活のどういった部分を直していけばよいかのアドバイスを伝えることもできます
カウンセリングは一対一で行います。上下関係を作るのではなく、対等な相手として相談にのることで、身体の不調だけではない心へのアプローチにもつながっていきます
良き相談相手として、親身になって聞いてあげることで様々な状況が明らかになり原因の追究にいたることもあるのです
≪カウンセリング力を上げるコツ≫
・お客様の目を見て話しをする
・笑顔を絶やさない
・否定しない
・共感する「そうですよね」「○○ですよね」
・思いをくみ取る「不安なことはありませんか?」
また、自律神経失調症や未病などでお悩みの方もいらっしゃいます
その場合は、施術だけではなく、普段からの食生活や生活でも気をつけていくことが大切なのです
お客様へのアドバイスとして普段の生活で気をつけるポイントを伝えておけば、その後、鍼灸院に通わなくても症状にお客様自身で効果を持続させることができます
アドバイスをするときには、不調がなくなったらどういう生活をしたいのかを思い描いてもらうことも良い方法です
良くなった自分を想像してもらうことで、目的に向かって普段の生活の見直しに取り組む力が育まれます
アドバイスをしても、継続してもらわなければ、ぶり返してしまうことも考えられます
時にはお客様の意志の力を活用して健康になってもらうことも必要です
5.まとめ
カウンセリングはスタッフとお客様とのコミュニケーションの場です
コミュニケーションを通してお客様と二人三脚となり、問題の解消に向けて計画を立てていくことで、信頼関係を築いていくことができます
信頼したスタッフから受ける施術を安心して受けることができるのです
そして、結果を出し感動を体験していくことでお客様の心をつかみファンになってくれるでしょう
「よくなりました」
「身体が楽になりました」
お客様と良い関係を築き、最良の施術をほどこして、身も心も楽になってもらいましょう