SNSの良さは充分分かっているかと思いますが、投稿したらあっという間に過去の記事になって行く。
逆に過去の記事でも積み重ねられ、残っていく感じがあるブログ。
そんなブログも発信する手段として必須ですが、鍼灸院のブログにかかわらずブログのネタに困っている人はいます。
そのような人は、何を書いていいのかわからない、といったところでしょうか。
実は、ブログネのネタはあなたの身近なところに溢れています。
ちょっと視点をずらしてみたり、視野を広くしたりしてネタ探しをしてみましょう。
身近なところにあるブログのネタ
あなたの鍼灸院に来てくださる患者様のことを思い出してください。
・どんなことに悩んでいましたか
・どんな症状がありましたか
・施術前のカウンセリングで気づいたことはありましたか
・それはどんなことに原因があると思いますか
・どのような施術をしましたか
・どのくらいで効果が現れましたか(キーワードとして1番見られます)
・患者様の反応はいかがでしたか
・次回の来院予約はどのようにしましたか
・自宅でできるセルフケアの紹介
・患者様の実際の声
・鍼灸院のスタッフ紹介
普段、鍼灸院で行なっていることや患者様からの反応、スタッフのことがブログのネタとして活きてきます。
毎回通ってきてくださる患者様は、それぞれ身体の不調や症状、原因と思われることが違いますので、一つ一つがブログのネタとなります。
ブログは日記ではない
ここでは、単なる日記ブログにならないように気をつけましょう。
私もブログを始めた頃は日記化していましたが、読み手はあなたのプライベートな日記を読みたくて検索していたわけではないです。
今の症状からどのような治療が望ましいのか
どんな鍼灸院がいいのか
自分と同じ症状の患者様がいたのか
またその患者様は、施術後どのくらいで効果が現れたのか
ということが知りたいのです。
たまに自分にハリをして痛くないですよとか、自分のビフォーアフターを載せたり、もうお腹まで出している人がいますが、患者様がそれを見たいのかをよく考えたらいいなぁと思います。
個人的なことを書くのであれば7,8記事に一度程度、又は個人ブログを別に立ち上げた方がいいです。
カテゴリー別で探してみるネタ
・美容(アンチエイジング、ダイエット、美肌、美白 等)
・保険適用(捻挫、腰痛、肩こり、神経痛、生理痛 等)
・保険適用外(姿勢矯正、O脚矯正、骨盤矯正 交通事故 等)
というようにカテゴリー別で症状を書いて、どのような治療ができるのかをネタとして考えることもできます。
同じ腰痛でも、男性と女性では症状、原因、困っていること、生活リズム、効果が違います。
もちろん、年齢や職業でも違ってきます。
そう考えると、症例に合わせたブログを毎日書いてもネタ切れにならないといえます。
ブログの構成の中に入れる5つの項目
症例に合わせたブログを書く場合、なるべく相手に「私も同じ症状だわ。鍼灸院では、どんなことをしてどんな変化が見られるのだろう」と興味をもってもらえるように、次の5つの項目を入れて書くことをお勧めします。
1困り感
2症状
3施術を受けようと決めたきっかけ
4どんな施術を提供したのか
5身体や心の変化
これらのことは患者様へのアンケート(施術前、後どちらでも)をいただいていると思われます。
また、カウンセリングの時に直接お聞きしていることもあるでしょう。
ブログに掲載してもよいかを確認してから、患者様の声(患者様アンケート)やカウンセリングシートの中に記載されている内容を拾って書いていくことをお勧めします。
また、ブログの最後には必ずお問い合わせ(相談)、お申し込みフォームを添付し、来院につなげることを忘れないようにしましょう。
自己満足のブログにならないように、専門的な言葉は使わずに相手の視点で書くという意識をもつということが、共感を得られやすくなります。
最近は、患者様にブログを使って自分の鍼灸院のことや治療への想いを伝える鍼灸師が多くなってきました。
ブログから伝わる安心や信頼が、数多い鍼灸院の中から選ばれる要素となるのです。