鍼灸師になるには、どんな資格がいるの?
鍼灸師になるには、毎年1回行われる「はり師国家試験」と「きゅう師国家試験」の二つを受験し合格しなければなりません。
鍼灸師の資格を得るために受験をしますが、鍼灸養成施設(大学や専門学校等)で3年以上(視覚障害をもっている方は5年以上)必要な知識と技術を学ぶ必要があります。
現在、北海道では歴史のある学校から新設されたばかりの学校まで、4校に鍼灸学科があります。
鍼灸院の開業準備
鍼灸師として雇用された後、独立・開業をめざす方も多いでしょう。どのようなことに気をつけながら準備を進めていくとスムーズにいくのか、見ていきましょう。
①鍼灸院を開業する目的や具体的名目標、計画を明確に
学生の頃、運動や勉強で目標をもって頑張ってきたことがあると思います。
目標を定めた方がそれに向かって一生懸命に取り組みやすいということはもう体験済みなのではないでしょうか。
同じように、鍼灸院の開業準備段階で顧客数や売上目標等を具体的に決めたほうが、開業に向けて、また経営においても意識を高めることができます。
この準備段階で、様々な治療院で実際施術を受けたり、すでに開業されている方の話を聞くことも大事です。
②開業予定地を決めたら保健所へ
開業予定地を決めたら、その地域の管轄の保健所に開設の相談をしたほうが確実です。
開業手続きに必要な申請書類やその書き方等、わかりにくいことが多少ありますので、保健所にどんどん相談しましょう。(結構ここが大事です!)
開業するには、鍼灸院として使用する面積や設備等において規定がありますので、初めの段階できちんと把握しておいてください。
物件を決定する前に、保健所へ相談して図面を見てもらった方が安心です。
※開業を受理されたら、保健所職員によって行われる鍼灸院の実地検査が行われます。
きちんと構造設備基準の規定を満たしているのか等の開業条件項目のチェックをしてもらいます。
③その他の準備
鍼、施術台、鍼を管理する収納容器、枕、マット、タオル、カーテン、ブラインド、待合室の椅子、スリッパ、受付台、電話器、会計のレジ、患者情報管理用のパソコン、鍵がかかるロッカー、鍼灸院の看板、ホームページ、チラシやパンフレット、トイレットペーパー類の消耗品 等々。
お客さまが身体の調子を取り戻すために準備するもの、鍼灸院で心地好く過ごしてくださるために準備するものあらゆる視点をもち、準備することをオススメいたします。
鍼灸師 独立開業後の気になる年収
鍼灸師として経験と実績を積みスキルを磨くことで、独立開業という目標が目に見えてきます。
独立開業した後も、お客さまのことをしっかりと考え、単なる鍼灸のできる専門家という位置づけではなく、医療人という意識を高めることが大事ですね!
独立開業をして成功すれば、雇用されている鍼灸師の平均年収と言われている額(350~400万円)を超えた年収を実現することが可能です。
独立開業した場合の年収は、売上額に大きく影響されます。
自分で鍼灸院をやっていくとなれば経営の勉強やマーケティングを行う必要があり、かつ重要なものとなります。
経営力やもっているスキルが上がれば、多くのお客さまからの信頼が得られ収入が上がることにつながり、独立開業した鍼灸師の平均年収は700~800万円になるでしょう。
正しい知識をもって鍼灸院を開業すれば、雇用されている鍼灸師よりも年収は上がるのです。
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