ポスティングしたからには絶対お客さまが来ると思っていますが、、、
いきなりですが、チラシは自分がが思っている以上に、消費者に読まれません。
チラシの手段には新聞折込、ポスティング、手配り、DMなど色々ありますが、いずれにせよ、圧倒的多数の消費者は興味もないのに、突然そのチラシを渡されることになります。
よほど自分にピッタリな情報でない限り、そのチラシがすぐにゴミ箱行きになる事は否めません。
逆を言えば、“ピッタリ”であれば良いのです。
チラシはみんなに見てもらう必要がない
チラシを見た瞬間に自分のことだ!と思ってもらい、一瞬にして興味を引く為には、チラシデザインが心に留まらなくてはなりません。
要するに誰に何をPRしているかが明確で、より専門的で、魅力的に見えるデザインになっている必要があるのです。
ターゲットを絞れば絞るほど、また提供するサービスは絞れば絞るほど、他店との違いが明確になり、消費者の目には、より専門性が高く映ります。
つまり、「ピッタリ」な消費者が、そのチラシを目にした時、他の店よりもあなたの店をを選ぶ確率が上がるのです。
キャッチコピーの上手な作り方
チラシで問いかけるキャッチコピーを考えてみましょう。
1・身体に不調がある方は誰でも、ご相談ください
2・肩こり腰痛がつらい女性の方は、ご相談ください
3・妊娠中/出産後の腰痛にお悩みの方は、ご相談ください
これらは、どのサロン・治療院にも当てはまりそうな問いかけですが、ターゲットの幅が違う為、消費者の反応が大きく変わってきます。
1は、誰にでも当てはまるような事なので、ターゲット数は多いかもしれませんが、地域に同業他店がある場合は、特にその店を選ぶ理由にはなりません。
2は、1に比べればターゲットが絞られていますが、それでも同業他店が乱立しているエリアでは、特別このお店が消費者に興味を持って貰えるとは思えません。
しかし、3のようにターゲットを「腰痛の妊婦」「産後の女性」にまで絞ると他の同業他店との違いがはっきりします。
このサロンは妊婦の専門院だと認知されます。
そんな事をするとターゲット数そのものの数が減ってしまうので不安に思われる方も多いかと思いますが、チラシをターゲットに届ける手段を考えることも重要です。
チラシが出来たらそれでOKというわけではありません
また、チラシ作りは、チラシ単体で考えるものではありません。
サロン・治療院は、広告手段が限られている為、少ない手段で最大効果を狙わなければなりません。
中でもサロン・治療院のマーケティング手段で最も必要なのは
①外観・看板
②ホームページ
③チラシなど紙媒体
です。
広告はそれぞれの媒体が相互作用を引き起こしてこそ効果が見込まれます。
せっかく“チラシ”でとても好印象を掴んだとしても、来店してガッカリされればそれまでです。
来店前にはホームページを見てることも多いでしょう。
そのホームページのデザインが全くチラシと違っていたり、昔作ったまま更新されておらず、チラシでPRしている新しい治療の情報がそもそも載っていなかったらどうでしょうか?
チラシの効果を最大化する為には、店舗の外観や看板、ホームページは絶対に連動させなければなりません。
チラシ効果はどのくらいあるの?
そして、チラシの効果についてです。
新規のたくさんの顧客が体験のみで来店することをチラシの効果だと、勘違いしていませんか?
チラシで効果があった!というのは反響の数の事ではなく、売上が上がったという事です。
新規の顧客は増えなかったとしても、チラシによって既存顧客が掘り起こされ、売上が増えるという場合もあります。新規の来店がないからと、チラシ制作をやめてしまうのは非常にもったいない話です。
まずは、反響だけではなく、チラシによって売上の推移を見定めることが重要になってくるのです。
チラシを売上で評価すると結果は大きく変わってきます。
どのような患者さんを獲得したいか?
どんなメニューを受けて、その後どれくらいの頻度で通って貰えるのか?
を、過去のお客様の事例などから検証して、お店にとって来店してほしいお客様にピッタリ届く、チラシ作りをはじめてみませんか。